ニコチン依存症の人を対象にした禁煙治療について、厚生労働省は、煙の出ない「加熱式たばこ」の喫煙者の禁煙治療も公的医療保険の対象に加える検討を始めたようです。
対面診療との組み合わせを条件に、スマートフォンなどを使ったオンライン診療を認めることも検討したそうです。
11月22日に開かれた中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)に提案したとの事。
禁煙治療では、喫煙欲求を抑える飲み薬や貼り薬が使われます。
加熱式たばこから吸い込む蒸気には、ニコチンなど健康に影響を与える有害物質が含まれており、保険での治療が必要と判断されたそうです。
日本たばこ産業(東京)の推計では、国内たばこ市場に占める加熱式たばこの占有率(出荷量ベース)は、2016年は約3%、17年は約12%、18年は約21%と2019年に約23%に達する見込み。